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あらかじめ

本来はお休みだった日に仕事をした場合に

別の日に改めてお休みする制度として

振替休日 (振休)

代休

というよく似た制度がある






振休とは

あらかじめ定められた休日を労働日とし、

その代わりにその日以前又は以後の

特定の労働日を休日とするように、

休日を繰り上げ又は繰り下げることをいい

振り替えが有効に行われた場合は当該休日は労働日となり、

休日に労働させたことにはならない




簡単に言うと

休日と労働日を単純に取り替えるだけなので

休日労働にはならない

ということだ






一方、代休は

休日労働等した場合の代償措置として、

業務閑散期又は労働者の希望する日など

特定の労働日の労働義務を免除するもので、

実際に行われた休日労働等が代休付与により

帳消しになるものではないので、この場合には

休日労働に対する割増賃金の支払いが必要となる




つまり

いったん休日労働してしまったことは事実として

これはもう取り返しがつかないから

その代わりに別の日に休んでネ!

もちろん休日労働の賃金割増もちゃんとするよ

という感じ






効果としてなにが一番違うかといえば

休日労働としての

賃金割増対象になるか

ならないか

ということ




振休休日労働は発生せず

代休休日労働そのものになる




当然、会社としては、

割増賃金の対象とならない振休

として処理がしたくなるのが人情だ






では、要件としてはなにが違うのかといえば

休日と労働日の入れ替えを

あらかじめ行っていたかどうか

ということが大きな分かれ目となる




そこで問題となるのが、この

あらかじめ

とは、どれぐらい前のことを指すのだろうか?




事業主からもよく質問されたけど

今まであいまいな答えしか言えないでいたのだが

たまたま研修用の資料を作成していたときに

見つけました、その答えを!




ちゃんと判例がありました

(^_^;






昭和55年3月28日横浜地裁判決の

三菱重工業横浜造船所事件のなかで

休日振替の要件について

  1. 就業規則に具体的に明示した振替の規定があること

  2. 社会的妥当性を持つ一定期間 (最短1週間) 以前に振替の予告をすること

  3. 振替によって休日となる日を予告の日に特定すること

  4. 振り替えるに足る合理的理由があること

と記されており

この要件を欠くようなときは

振休ではなく代休扱いにしなければならない






…ということで

振休扱いにするためにも

1週間前までには告知して下さいネheart01








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